大阪府公立高校入試での内申点の扱いについて

公立高校の入試では、中学校の評定(5段階評価)が入試の持ち点になります。対象の教科は9科目、対象の学年は中1~中3の全学年の成績です。

内申点

対象教科:国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語

特別選抜:各教科の評定は25点満点(合計225点満点

1年の評定×12年の評定×13年の評定×3)の9教科合計

一般選抜:各教科の評定は50点満点(合計450点満点
1年の評定×22年の評定×23年の評定×6)の9教科合計

内申点には中1中2の評定も入ること、4教科(音楽 美術 保体 技家)の配点が5教科(国語 社会 数学 理科 英語)と同じであること、中3の評定は中1中2時の3倍になることがポイントです。

3学年ともオール4の場合

中1:評定×2×9教科=72/90点

中2:評定×2×9教科=72/90点

中3:評定×6×9教科=216/270点

内申点:360/450点(特別:180/225点)

内申点360/450点(特別:160/225点)は、偏差値50くらいの公立高校の安全圏になります。

中1中2は評定3が4教科+評定4が5教科、中3は全て評定4の場合

中1:評定×2×4教科+評定×2×5教科=64/90点

中2:評定×2×4教科+評定×2×5教科=64/90点

中3:評定×6×9教科=216/270点

内申点:344/450点(特別:172/225点)

中1中2で評定3が多いと多少内申点が下がってしまいますが、筆記試験でじゅうぶん挽回可能な点差です。

中1中2は評定3が4教科+評定4が5教科、中3も評定3が4教科+評定4が5教科の場合

中1:評定×2×4教科+評定×2×5教科=64/90点

中2:評定×2×4教科+評定×2×5教科=64/90点

中3:評定×6×4教科+評定×6×5教科=192/270点

内申点:320/450点(特別:160/225点)

中3でも評定3が多いままだと、筆記試験での挽回はかなりむずかしい点差になってきます。内申点320/450点(特別:160/225点)だと、偏差値43くらいの高校に志望校を変える必要があります。

中1中2はオール3、中3はオール4の場合

中1:評定×2×9教科=54/90点

中2:評定×2×9教科=54/90点

中3:評定×6×9教科=216/270点

内申点:324/450点(特別:162/225点)

たとえ中1中2の成績が壊滅的でも、中3でのがんばり次第で内申点はかなり上がります。


中3の評定は中1中2の評定の3倍で計算されるため、中1中2の評定が少々低くても中3でのがんばり次第である程度リカバーできる反面、中3の評定3は内申点がかなり下がるので注意が必要です。

入試に向けて心がけておきたいのは次の2点です。

  • まずは評定オール4を目指す
  • 評定5を取りやすい教科はできるだけ5をとる

昔の中学校の評定は相対評価(順位で決まる)でしたが、今の評定は絶対評価(点数で決まる)です。

相対評価の評定3はだいたい上位24%~76%の順位、絶対評価の評定3は100点満点でいうと40点~59点ですので、相対評価の評定3は中の上~中の下くらいの成績ですが、絶対評価の評定3は悪い成績です。

相対評価の評定4はだいたい上位7%~24%の順位、絶対評価の評定4は100点満点でいうと60点~79点ですので、相対評価の評定4は上の中~上の下くらいの成績ですが、絶対評価の評定4は中の上くらいで十分とれる成績です。

相対評価の評定5はだいたい上位7%、絶対評価の評定5は100点満点でいうと80点~100点ですので、相対評価の評定5は上の上の成績ですが、絶対評価の評定5は上の下くらいで十分とれる成績です。

評定4の科目を5にするのは、教科によっては相当に時間がかかる場合もあります。入試対策ということで言うと、評定3の科目をなくすことから始めるのが志望校合格の近道です。

部活や生徒会に入れば内申が有利になると聞いたんですが?

無関係です。部活や生徒会の活動で内申点が上がるとか、部活に入っていなかったり部活を辞めたせいで内申点が下がるなどということはありません(仮にそんなことがあればとんでもない騒ぎになります)。

「書類審査と面接で合格を決める」ような一部の難関校だと「ほとんどの合格者の評定がオール5なので部活や生徒会での活躍も考慮される」可能性もありますが、こういうケースは一部の例外です。

ちなみに、授業態度や提出物は内申点にかなり影響します。授業態度が悪かったり提出物を出さなかったりすると、それぞれ評定が1下がると思ってもらった方が安全です。

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